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 ~~北京で中医学を勉強していたやまねこの日記(2008年7月帰国)~~
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最後の目的地、シーサンパンナ(西双版納)タイ族(傣族)自治州
景洪市です。2月の平均最高気温26℃、平均最低気温7℃。
朝夕の温度差がけっこうありますが、昼間はとても暖かく
これこそが来る前に想像していた雲南の気候だ!って感じです。
道路にはこんな門があったりして、タイやミャンマーみたいな雰囲気。

20080330_01.jpg

トイレの案内看板もこんなにカワイイ。
漢字とタイ族文字(?)の並記になってます。
このまるまるした文字はミャンマーの文字に似ているなぁ。
売っているマンゴーや、道ばたのでっかいがじゅまるの木なんかが
いかにも南国って感じでうれしくなります♪♪
20080330_02.jpg

バスに1時間ほど揺られて、勐罕という街にやってきました。
このあたりは橄欖壩風景区と呼ばれ、メコン川上流にタイ族の村が点在。
ガイドブックには「橄欖壩に行かなければシーサンパンナに
行ったことにならない」と言われるほど
、と紹介されています。
お腹がすいたので、まずは、街の中心(?)、農貿市場へ。
ドーナツのような揚げ物(生地がむちむちしておいしい!!)や
竹筒蒸しご飯(味がしなかった・・・)なんかを食べてみました。
20080330_03.jpg

そして、1軒だけ妙に人だかりがして賑わっている麺屋さんを発見。
焼きそばと、フォーみたいな麺を食べてみました。
さすが、人気炸裂しているだけあって、めちゃおいしかった~~♪
20080330_04.jpg

お腹を満たしたあとは、橄欖壩の南側にあるシーサンパンナ傣族園へ。
ここは、5つのタイ族の村全体を囲ってテーマパークにしたところ。
このような伝統的高床式住居で、タイ族のみなさんが普通に生活しておられます。
20080330_05.jpg

タイ族のみなさんは仏教徒なので、各集落にタイ式仏教寺院があります。
いかにも東南アジアな金ぴかの仏像や、仏塔・・・。
まったく、ココがC国だとは思えない雰囲気ですね。
園内にはタイ族のショーや、水かけ祭りショーを毎日やっている会場も
作られてました。(時間が合わなかったので見ずに帰ってきましたが)
20080330_06.jpg

いや~、しかし、歩き回るのはたいへんに暑かったです。
日中の気温は30℃近くまで上がってたんじゃないかな。
夕食はそんな暑い日にぴったりのタイ料理を食べにレストラン財春青へ。
トム・カー・ガイ(鶏のココナツスープ・右上)がたいへん気に入りました。
お店の雰囲気もよく、お料理も美味しかったのですが
食器がプラスチック製だったのだけがちょっと残念でした。
20080330_07.jpg

2日目は遠出しないで景洪の街から車で20分ほどのところにある
シーサンパンナ原始森林公園に行ってのんびりしようと思ってTAXIに乗ったら・・・
そこはおもしろくない!と運転手さんが力説、ちょっと遠くにある公園を
すすめられ、断り切れずそちらに行くことになってしまいました。
20080330_08.jpg

ここも森林公園ではあるのですが、公園全体に木克人という、今もかなり原始的な
生活をしている部族(人数が少なく、政府に少数民族と認定されていない)の
人たちが配備されていて、その文化を体験させてくれる・・・というテーマパークでした。
突然あちこちで木克人が出現して大声でおどかしたりするので、
静かに森林を散歩する予定だったやまねこたちはかなりびっくり。

木克人たちは普段、腰巻き(女性は、ブラも)だけ・・・みたいな生活なのだそう。
公園内では、お客さんを驚かせないために、黒い布をすっぽりかぶってます。
文字は持たず、独自の原始的な(?)言葉を使っています。
たとえば、挨拶は口に手をパタパタあてて「アワワワワ」と言う、とか。
ちゃんとC国国民として登録されてるんだろうか・・・?と非常に疑問。

(少数民族のガイドさんも彼らのことをかなり見下した口調で話して
いたんです。なんか、ちょっとヒドイ、と思った・・・・・・。
でも、そのガイドさんが、やまねこたちに、「20才を過ぎても(←いったい
我らをいくつだと思ったんだろう??(苦笑))学校で勉強できるなんて、
すごく幸せだね。ぼくは中学しか出てないよ。」と言ったときには
すごく申し訳ない、せつない気分になってしまった・・・・・・。)

木克人はたいへんに人なつっこく、写真好き。(写真は「カチャ」と言うらしい)
そして、ショーは割れたガラスの上を歩いたり、燃える棒を皮膚に近づけたり、
熱した鉄の塊をなめたり、口から火を噴いたり・・・という過激なモノでした。
これらは、男性が強さをアピールし、女性の気を引くための芸らしい。
そして、彼らは今も、とってもシンプルにのんびりと生きているようでした。
20080330_09.jpg

最後、公園の出口近くにはなぜか首長族の女性が一人。
(わざわざミャンマーから連れてきたんだそう。なんの関係もないやん!?
珍しかったら、なんでもええんかい!??
20080330_10.jpg

この日、2カ所目に行ったところはジノー(基諾)族のテーマパーク。
入り口を入るとすぐにあるのが、ジノー族の母なる大地の女神(右下)。
こんもり盛り上がったのが胸で、写真では見えませんが両側に手もありました。
そしてジノー族の太陽の太鼓(左上)は有名です。
ショーが始まるのを楽しみに待っていたのに、やっと始まったと思ったら5分で終了。
その前の回は少なくとも20分以上、太鼓の音が響いていたのに!!
どうも、観客がやまねこたち2人だけだったので大幅に短縮されたらしい。
同じ入場料払ってんのにひどすぎる~~~
20080330_11.jpg

景洪の街に戻った後、夜は曼聽公園でタイ族のショーを見ることにしました。
ガイドブックには、タイ族宮廷料理の食事つき、と書いてあります。
お腹をすかせて公園に入場すると・・・民族衣装をきた女性達が歌を
歌ってくれたり、竹飛びの遊びを一緒にしたりして歓迎してくれます。
そして宮廷料理は・・・というと、なんだか単なるバーベキューのようでしたね。
ほんとにこれが宮廷料理なのか!???
20080330_12.jpg

食事の後は、劇場に移動してショーを鑑賞。
ショーの合間には、観客を舞台にあげて交流するへぼへぼゲーム。
(まるで中華アイドルのイベントみたいや~)
舞台に出て行ったC国人男性たち、女性を口説いてデートのOKを
とりつける・・・というゲームでしたが、かなりノリノリ(死語)でしたね。

ショーの後は、また外へ移動してキャンプファイヤー(左下)です。
観客も一緒に大きな輪になって踊ります。
最後に、赤い紙の船(?)にろうそくを灯したものを一人ずつ受け取り
川へ行って灯籠流し(右下)。なかなか幻想的で美しかったです。
20080330_13.jpg

雲南の旅、最終日。
帰りは午後の飛行機だったので、午前中にシーサンパンナ熱帯花卉園へ。
朝早いせいか、人が少なくて散歩するのにとてもよい感じです。
入り口を入ってすぐの池には蓮の花が咲いていました。キレイです。
うーん、今はこんな暖かくて快適なところにいるのに、午後には寒い
北京に帰らないといけないんだなぁ、と思うとちょっと悲しくなりました・・・。
(左下:木と同化するtomoちゃん、右上:ジャックフルーツ泥棒やまねこ)
20080330_14.jpg

11日間にわたる冬休みの雲南の旅はこれで終わりです。
ちなみに、帰った日(2/25)の北京の気温は-2℃でした。
よかった、6枚(!)も重ね着して帰って・・・。



    

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無題
木克人が家に帰ったら衛星のパラボナがあったりして。
首ナガ族の血がやまねこさんにもながれているのではないでしょうか???
また潜りに行きましょうね
panja 2008/03/30(Sun)21:13:25 編集
Re:無題
>木克人が家に帰ったら衛星のパラボナがあったりして。

むむ、それはあり得るかも・・・?
(でも、園内のあばらやにそのまま住んでるようなことを
言ってましたけどね・・・(笑))

>首ナガ族の血がやまねこさんにもながれているのではないでしょうか???

そうかも~。
首ナガ族の人の首は、ほんとに長いわけでなく
すごいなで肩でそう見えるのだと言ってましたから。
首ナガ族の人もやまねこと同じく肩こりに
悩んでいるハズです!!!

>また潜りに行きましょうね

ぜひまたイルカツアー開催してくださいね~~。
【2008/03/31 11:04】
料理するの?
料理するの?
BlogPetの☆まおみ〜☆ URL 2008/03/31(Mon)09:33:33 編集
暖かそう~♪
ようやく読み終えました(笑)やまねこさんの雲南紀行。シーサンパンナはまさに南国ですね♪ C国じゃなくてほとんどタイ(実は行ったことないです)みたい。
それにしても、村全体がテーマパークだなんて…大胆ですね。で、部族の方もフツーに生活なさっているだなんて… 常に人の目にさらされているのに、平気なんですかね? 観光事業で生計たてているのかな?
ツーリストは多かったですか?アジアやC国からのツーリストがメインなのかしら?
だって、ジノー族の演奏会…お二人だけだったんでしょう?(笑)ちょと心配です(笑)
森林公園に潜む木克人の襲撃には笑いました。いきなり登場されたら、怖いですよね~~~(T_T)
それに、写真の木克人、ピースサインしてるし…(笑)おまけに首長族ですか…(ミャンマーでしたっけ?)まぁ、パンダの糞をタイのお土産にするC国ですから…何でもありってことで(大笑)

兼高薫(漢字あってます?)もびっくりの楽しい旅物語、ありがとうございました♪
キノピー 2008/04/05(Sat)11:44:09 編集
Re:暖かそう~♪
最後までお読みいただき、ていねいなコメントを
ありがとうございました!

>それにしても、村全体がテーマパークだなんて…大胆ですね。で、部族の方もフツーに生活なさっているだなんて… 常に人の目にさらされているのに、平気なんですかね? 観光事業で生計たてているのかな?

テーマパークに協力しているので、きっと毎月のお手当てが
出ているんでしょうね。じゃなきゃ、イヤですよね、プライバシーが
ない生活なんて。
レストランとか民宿を経営している民家もありましたよ。

>ツーリストは多かったですか?アジアやC国からのツーリストがメインなのかしら?
>だって、ジノー族の演奏会…お二人だけだったんでしょう?(笑)ちょと心配です(笑)

出会った観光客はC国人が多かったです。
ジノー族の演奏会はその時間が最後の1回で、もう人が少なかったんです。
われわれの見たひとつ前の回はたぶんもうちょっとお客さんが
いたらしくて、20分以上にぎやかな太鼓や合間のMCが聞こえてましたから。
しかし、二人だからって5分とは、あまりにひどすぎでしょう!?

>森林公園に潜む木克人の襲撃には笑いました。いきなり登場されたら、怖いですよね~~~(T_T)

でしょ~!?フツーの森林公園だと信じていたやまねこたちは、最初、
ガイドはいらない(別料金なので)と断って二人で歩いていたら
意味不明の襲撃に会い、なんじゃこりゃ!?とびびっていたところ、
ずっと勝手に後ろをついてきたガイドの少年に
「ガイドがいないと、理解できないから」と諭されて、仕方なく
カレを雇ったのですよ(苦笑)。

>兼高薫(漢字あってます?)

世界の旅の「兼高かおる」って方ですよね?
ネット検索したら本名は「兼高ローズ」さんなんだって。
なんか、本名の方が芸名っぽいような気がしません??(笑)
【2008/04/06 22:29】
つづき
>ずっと勝手に後ろをついてきたガイドの少年に
>「ガイドがいないと、理解できないから」と諭さ
>れて、仕方なく カレを雇ったのですよ(苦笑)。
それは紛れも無く戦略ですね!
ガイドと木克人は共犯だったというわけですね(笑)
キノピーがインドで遭遇した旅行会社を教えてくれた青年Aと
その旅行会社は…共犯だった?! と思っております。
結果的にはよかったんですが。

キノピー 2008/04/08(Tue)22:08:48 編集
Re:つづき
そうそう、絶対に戦略です。
キノピーさんのインドの青年Aもそうに違いありません(笑)。

戦略とわかってても、確かに、ガイドがいないと
意味不明だったのでやとってよかったんですけど・・・
でも、そもそも、地図とか説明のついたパンフレットを
用意しておいて欲しいです。
(日本だとたいがいあるでしょ?C国はほとんどありません!
園内の案内地図とか順路の看板すらないことが多く困ります。)
【2008/04/09 12:00】
無題
>(日本だとたいがいあるでしょ?C国はほとんどありません!
>園内の案内地図とか順路の看板すらないことが多く困ります。)
ほとんど拉致状態ですね(笑)
もう私には全く考えられない世界です…
人間が鍛えられるわけですね(笑)

北京5輪を目の前に帰国されるのか~
やまねこさんの実況ルポが聞きたかったなぁ~
キノピー 2008/04/09(Wed)16:57:22 編集
Re:無題
ええ~、もしこの夏で帰国するのでなくても
5輪の頃は日本に一時帰国して大混雑(たぶん)の北京からは
脱出する予定でしたよ~~(笑)。

ウチの弟夫婦はすでにチケットgetして、見に行く気まんまんなので
面白いネタを聞たら日記に書きますよ。
あとはT子さん&Mケル夫妻に聞くのもいいかも。
【2008/04/10 09:22】
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PROFILE
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やまねこ
性別:
女性
職業:
もっぴゅるのはは
趣味:
旅行・ダイビング・だらだら
自己紹介:
北京で中医学(主に漢方薬)の勉強してましたが、あまりモノにならないまま帰国してしまいました。
昔、何かの姓名占いで『浮き草人生』っていう結果だったんですが、とってもその通りの人生おくってます。
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