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 ~~北京で中医学を勉強していたやまねこの日記(2008年7月帰国)~~
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夏休みも終わり、12日に日本へ帰ってきました。
C国の雄大な自然風景はとてもすばらしいと思いますが
旅をするにはちょっと不自由な面もいろいろあります。
楽しい旅ではあったけれど、帰宅するとほっとしますね。
特に、今回の旅はずっとお天気が悪かったので、
沖縄の青い空と青い海を見てかなり癒されました(笑)。

さて、間があいてしまいましたが前回の続き。
旅の後半、張家界です。
張家界は、桂林と同じくカルスト地形の見られるところで
その風景は桂林よりもダイナミックです。
1992年に武陵源自然風景区が世界遺産になりました。
でも、日本ではなぜか桂林ほど有名ではありませんね。
日本人観光客もすごく少なかったです。


1日目は武陵源へ。
午後に到着して、金鞭溪という小さな川沿いを散策。
川沿いを反対側の出口まで歩いて通り抜けるのだと期待していたら
1時間ぐらい歩いたら引き返してくるようにと言われた。
反対側の入り口の方に、いろいろ名まえのついた岩がたくさんあり
なんとなくよさげだったから行きたかったのに、がっかり。

20100916_02.jpg


だけど、川沿いはどこまで歩いても同じような風景だったので
全走破しなくても、よかったかも。
霧と逆光で写真が全然キレイに撮れませんでしたが、
雨が降らなかっただけ、よかったかな。
あちこちに、このように「アバター」とからめて宣伝するボードが
置いてありました。
なんでも、アバターのカメラマンの方が、ここに数日滞在して
風景をカメラにおさめて帰り、惑星パンドラの多くの風景がそれをもとに
デザインされたらしいです。

20100916_01.jpg


2日目、同じく武陵源
まずは、小さなトロッコ列車に乗って十里畫廊といわれるところの風景を眺めました。
中華な人たちは、なんにでも名まえをつけるのが大好き。
たとえば、「三姉妹」とか「薬草取りの翁」とか。
確かにそう、見えなくもないけど、なんか無理やりって感じ。
やまねこには、ただの岩にしか見えなかったです。
しかも、雨で気分も今ひとつ。

十里畫廊の次は、袁家界というところへ移動。
このあたりが、やまねこのいちばん期待していた風景だったのですが
雨はさらにひどくなり、カサだけでは防ぎきれず、雨カッパを購入しました。
もちろん、風景は雨と霧で全然見えません。
本当なら、霧の間にぽこぽこ顔を出す大きな岩の並ぶ風景を
見ることができるはずだったのに、一面真っ白でした。
ちょーがっかり・・・。

それでも、言われるままに前に進んでいくと・・・
惑星パンドラハレルヤ山乾坤柱という名前の岩)に到着。
霧の晴れた隙に、ちょっと見ることができました。
右側の岩です。
確かに、雰囲気がよく似ているかも。

20100916_03.jpg


でも、見えたのは一瞬。
またすぐ霧の向こうに隠されてゆくのでした・・・・・・。


20100916_04.jpg


その後は、世界一という百龍エレベーターに乗って山を下りました。
300m以上あるエレベーターだそうです。
それが、ほんとにあっという間に下につきました。
こんな世界遺産の公園内の岩に、エレベーターつけていいの??と
ちょっとギモンですが、楽に移動できるのはよかったです。
岩の中に隠すとか、できなかったのかな・・・。

20100916_05.jpg


下に降りると、そこは、昨日散策した金鞭溪の入り口のすぐそばでした。
山の上は霧で真っ白だったけど、下界は雨もやんでいて奇岩を見ることができました。
これで、2日間の武陵源の観光が終わりだと思うと不完全燃焼な感じ。
しかも、まだ15時なのに、「もうホテルに帰りましょう」、と言うガイド。
雨のせいで山の上でゆっくりしなかったから早く終わった、と言うけど
そしたら、その分、このあたりでゆっくりさせてくれてもいいんじゃないの!?
武陵源のチケットは高いのに~~。
やっぱり、ツアーは不自由。

20100916_06.jpg


早く帰らされたので、ホテルの近くをぶらぶら。
町から見た山々もなかなか風情がありました。

20100916_07.jpg


さて、最終日、3日目は午前中は寶峰湖という湖で船に乗ったあと、
午後は天門山へ。
ここには、世界最長というロープウェーがあります。
(ゴンドラ内の文字などからみて、多分スイス製だと思われる)
それはもう、すっごーーーーーーく長い。
山と山の間の大きな谷に、まったく支柱がないのだ。
すごくこわい。
止まったら、どうなるの!?
ヘリコプターとかでないと、救出してもらえなさそう・・・。

20100916_08.jpg


そして、すごく切り立った崖に建つ支柱。
一体誰がどうやってここに建てたんだろう!??
人間ってすごい、と思いました。
整備や修理とか、並大抵の作業ではなさそう。

20100916_09.jpg


山上に着くと、今度は崖沿いに遊歩道が作られていて、そこから
絶景を楽しめるようになっていました。
が、今日も霧であんまり遠くは見えません。
それが却ってよかったのかも。
遠くまで見えたら、ここを歩く怖さが倍増していたはず。
C国のもろもろの作業の大雑把さを考えると
この遊歩道の安全性をどこまで信じていいのかかなり不安です。

20100916_10.jpg


崖の下の谷底がどこなのか見えませんが
下を見るとすいこまれぞう・・・・・・。

20100916_11.jpg


怖かった記念に、一枚。
ほんとにほんとに怖かった。
高所恐怖症の人は一歩も歩けないんじゃないかと思います。
こんなとこに、道を作った人っていうのも信じられない。
恐ろしすぎる・・・。

20100916_12.jpg


このあと、天門山にある天門洞というおおきな洞穴(反対側に突き抜けている)を
見るために、960段(だったか?)あるという階段を上まで歩いたのですが
やっぱり霧が深くてなんにも見えず。
まあね、天気がよければ下から洞穴が見えるのに、階段の上の方は
下からまったく見えなかったので期待はしてなかったんだけどね。
でも、穴が見えないと、上に登ってもな~んにもなかったです・・・。


ほんと、今回の旅はお天気に恵まれず残念な旅でした。
また10年くらいしたら、リベンジに来てみてもいいかな。
その頃には、日本人観光客も増えてるかな~?
(西洋人もすごく少なくて、ほとんどが韓国人か中華圏の観光客でした)


最後に、湖南省の省都である長沙という町にも1泊して市内観光したのですが
博物館以外はあんまりおもしろいものはありませんでしたね。

・・・という長沙の町の感想を、帰国してから、漢方の師匠に話したら、
「長沙の湖南中医学院には、長沙で太守をしていた張仲景の銅像があるのだ。
なんで行って見てこなかったんだ」と言われました。
張仲景が長沙ゆかりの人だとすら知らなかったのでしょうがないですよ~。
ちなみに、師匠は湖南に旅行に行かれる方にわざわざ写真を撮ってきて
もらったのだそうです・・・・・・。


(張仲景:1800年ほど前に、漢方の有名な古典を書いたちょー有名人。
医聖と称されています。)

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ざんね~ん
ホントお天気に恵まれないと旅のよさは半減してしまうよね。
でも写真を見るからに凄いところだね。確かに桂林の方がみんなに知られているかも・・・だけど、ここもすごそう。
シドニーのスリーシスターズみたいだね。あそこもお天気があんまりよくなかったから山の天気はこんな感じって事で・・・
キャサリン 2010/09/17(Fri)02:38:21 編集
Re:ざんね~ん
シドニーにも「三姉妹」が!?(笑)
やまねこの旅は主にアジアだけど、ヨーロッパやアメリカ大陸にも
すてきなとこがいっぱいあるよね~。
いつかオーロラを見に行ってみたいなぁ。
けど、資金と時間と体力が・・・・・・
【2010/09/17 08:27】
無題
張家界、そんなに悪天候だったのね。残念。そういえば以前中国旅行したときはお天気には恵まれていたよね。桂林の鍾乳洞のエレベーターにも驚いたけど、岩にもエレベーラーですか・・・。何か起こったら自己責任!?
長沙って張仲景の故郷ですか。なんか長沙って聞いたことがあるけど、そんなの覚えてないですよね~。
tomokichi 2010/09/20(Mon)19:53:59 編集
Re:無題
台風で夏休みの旅行に行けないかも?と、心配していたのが、なんとか行けたからまったくお天気に恵まれなかったとも言えないんだけど・・・。旅はお天気で全然印象が変わるからね~。

長沙は、張仲景の故郷というわけではなく、そこで役人(県知事みたいなの)をやってたので、ゆかりの地なのだそうです。役人してたときに、親戚が疫病でいっぱい亡くなったので医者をめざしたのかな??
【2010/09/20 22:44】
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北京で中医学(主に漢方薬)の勉強してましたが、あまりモノにならないまま帰国してしまいました。
昔、何かの姓名占いで『浮き草人生』っていう結果だったんですが、とってもその通りの人生おくってます。
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