~~北京で中医学を勉強していたやまねこの日記(2008年7月帰国)~~
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C国での暮らしも、残り少なくなってきました。
約2年間いて、学業はあんまり進歩しなかった(苦笑)のですが
普段なかなか行けないようなところにたくさん旅行に行ったり、
いろんな人と知り合えて、貴重な経験ができたと思います。
もっとC国にとけ込めたらよかったのですが、
年を取ると自分の許容できる範囲がどんどん狭くなるようで
最後までC国の生活を好きになることはできなかったけど・・・。
そんな2年間の最後に、C国の茶芸を学ぶことにしました。
やまねこはコーヒーが飲めないので、お茶党です。
いちばん好きなのはウーロン茶ですが、昔はあまり飲まなかった
他の緑茶やプーアル茶なども、美味しいと思えるようになりました。
ただ、どういう風に淹れたらいちばん美味しいのか、とか
よいお茶はどのように選んだらいいのか、とか
全然わかりません。
そこで、せっかくC国にいるのだから、その間にぜひ
大好きなお茶のことも、ちょっと学んで帰ろう・・・と思いたったのです。
きっかけは、マイミクのtomoちゃんが、C国には茶芸師という
資格があって、講習を受ければ、中級ならわりと簡単に取れる、と
教えてくれたことでした。
茶芸師は、C国政府労働局の認める正式な国家資格です。
(それより、国際中医師の資格でも取るべきじゃあないのか?
って自分でも思うわけですが・・・ま、それは帰国後に先送り。)
半月のコースを受講し、終了後に資格試験を受けることが出来ます。
やまねこは先週から毎日学校に通っていて、今、半分が終了したところ。
(そのあいだ、本業の学校の方は自主休講中)
寮生活なので普段は教室まで5分とかからないのですが、
お茶の学校は地下鉄を乗り継いで、通学に1時間弱かかります。
場所は南礼士路にある泰元坊という茶芸館の中です。
久々の電車通学のせいで、肩こりがたいへん悪化して
首~背中~腰までがちがちです。しかも車内は臭くてツライ~。
クラスメイトは一人を除いて全部女性で、10数人います。
年齢は高卒くらいのコから、やまねこくらいの人まで様々。
先生は全員が女性。
授業では、毎回、先生が様々なお茶をいれてくれます。
各種類のお茶をそれぞれ10000杯くらい飲んだら
そのお茶のことが本当にわかるようになる、らしい。
なんか気の遠くなるような話だ。
そして、こういう茶具を使って、実際にお茶を淹れる練習もします。
この台(茶船)の上で、お茶を淹れるのですが、
途中で不要なお湯をそのまま流してもいいように、
下には水分を受けるトレーがついています。
これは、茶芸六用という、お茶の葉を急須に入れるときや、
湯飲みを挟むのに使う道具。
授業が始まってから初めて知ったのですが、実は茶芸師の試験には
実技試験があるのです!!
試験では、このような道具の名前をすらすら紹介しながら、
優雅な動きでお茶を淹れないといけません。
優雅な動き・・・それは、やまねこに最も欠けているモノ。
先生やクラスメイトたちの動きが、みんなとても優雅に見えます。
なんで、やまねこだけ、ぎくしゃくしてるんだろう(涙)。
しかも、優雅にお茶を淹れながら、にっこり微笑みつつすらすらと説明する
っていうのが、やまねこにとっては至難のワザ。
動作に集中すると口が止まり、説明しようとすると動きを忘れるのです。
そもそも、説明文がなかなか暗記できない~~。
お茶の種類によっていれかたが違い、やまねこの大好きなウーロン茶が
いちばん長くて複雑です。
「みなさん、こんにちは。今日はわたくしがお茶を淹れさせていただきます」と
いう挨拶から始まり、まず急須を温め、湯飲みを温め、お茶の葉を
お客様に見ていただいたあと、やっとお茶を淹れる・・・というように
進むのですが、ひとつひとつの動作に四字熟語の高尚な名前がついてます。
急須を温めるのは「孟臣温暖」、お茶を急須に入れるのは「佳茗入宮」と
いった具合。こんなん全部、覚えられないよ~~!!
軽い気持ちで習い始めた茶芸ですが、甘かった。
そんな簡単なモノではありませんでした。
試験は約1ヶ月後の7月5日。
それまで、毎日ぶつぶつ唱えながら、ひたすら練習しなくては。
(なんか、留学の努力目標がすごくズレてしまっているな・・・)
そして、そんなやまねこを最近いやしてくれているのは
寮の庭に住み着いている数匹のネコたち。
なかなか近づかせてくれないのですが、寮からの出入りのときに
このコたちを見かけるだけで、かなり心がほんわかします。
中級茶芸師、絶対に1回で合格できるようがんばるぞー。
北京 泰元坊 中級茶芸師
約2年間いて、学業はあんまり進歩しなかった(苦笑)のですが
普段なかなか行けないようなところにたくさん旅行に行ったり、
いろんな人と知り合えて、貴重な経験ができたと思います。
もっとC国にとけ込めたらよかったのですが、
年を取ると自分の許容できる範囲がどんどん狭くなるようで
最後までC国の生活を好きになることはできなかったけど・・・。
そんな2年間の最後に、C国の茶芸を学ぶことにしました。
やまねこはコーヒーが飲めないので、お茶党です。
いちばん好きなのはウーロン茶ですが、昔はあまり飲まなかった
他の緑茶やプーアル茶なども、美味しいと思えるようになりました。
ただ、どういう風に淹れたらいちばん美味しいのか、とか
よいお茶はどのように選んだらいいのか、とか
全然わかりません。
そこで、せっかくC国にいるのだから、その間にぜひ
大好きなお茶のことも、ちょっと学んで帰ろう・・・と思いたったのです。
きっかけは、マイミクのtomoちゃんが、C国には茶芸師という
資格があって、講習を受ければ、中級ならわりと簡単に取れる、と
教えてくれたことでした。
茶芸師は、C国政府労働局の認める正式な国家資格です。
(それより、国際中医師の資格でも取るべきじゃあないのか?
って自分でも思うわけですが・・・ま、それは帰国後に先送り。)
半月のコースを受講し、終了後に資格試験を受けることが出来ます。
やまねこは先週から毎日学校に通っていて、今、半分が終了したところ。
(そのあいだ、本業の学校の方は自主休講中)
寮生活なので普段は教室まで5分とかからないのですが、
お茶の学校は地下鉄を乗り継いで、通学に1時間弱かかります。
場所は南礼士路にある泰元坊という茶芸館の中です。
久々の電車通学のせいで、肩こりがたいへん悪化して
首~背中~腰までがちがちです。しかも車内は臭くてツライ~。
クラスメイトは一人を除いて全部女性で、10数人います。
年齢は高卒くらいのコから、やまねこくらいの人まで様々。
先生は全員が女性。
授業では、毎回、先生が様々なお茶をいれてくれます。
各種類のお茶をそれぞれ10000杯くらい飲んだら
そのお茶のことが本当にわかるようになる、らしい。
なんか気の遠くなるような話だ。
そして、こういう茶具を使って、実際にお茶を淹れる練習もします。
この台(茶船)の上で、お茶を淹れるのですが、
途中で不要なお湯をそのまま流してもいいように、
下には水分を受けるトレーがついています。
これは、茶芸六用という、お茶の葉を急須に入れるときや、
湯飲みを挟むのに使う道具。
授業が始まってから初めて知ったのですが、実は茶芸師の試験には
実技試験があるのです!!
試験では、このような道具の名前をすらすら紹介しながら、
優雅な動きでお茶を淹れないといけません。
優雅な動き・・・それは、やまねこに最も欠けているモノ。
先生やクラスメイトたちの動きが、みんなとても優雅に見えます。
なんで、やまねこだけ、ぎくしゃくしてるんだろう(涙)。
しかも、優雅にお茶を淹れながら、にっこり微笑みつつすらすらと説明する
っていうのが、やまねこにとっては至難のワザ。
動作に集中すると口が止まり、説明しようとすると動きを忘れるのです。
そもそも、説明文がなかなか暗記できない~~。
お茶の種類によっていれかたが違い、やまねこの大好きなウーロン茶が
いちばん長くて複雑です。
「みなさん、こんにちは。今日はわたくしがお茶を淹れさせていただきます」と
いう挨拶から始まり、まず急須を温め、湯飲みを温め、お茶の葉を
お客様に見ていただいたあと、やっとお茶を淹れる・・・というように
進むのですが、ひとつひとつの動作に四字熟語の高尚な名前がついてます。
急須を温めるのは「孟臣温暖」、お茶を急須に入れるのは「佳茗入宮」と
いった具合。こんなん全部、覚えられないよ~~!!
軽い気持ちで習い始めた茶芸ですが、甘かった。
そんな簡単なモノではありませんでした。
試験は約1ヶ月後の7月5日。
それまで、毎日ぶつぶつ唱えながら、ひたすら練習しなくては。
(なんか、留学の努力目標がすごくズレてしまっているな・・・)
そして、そんなやまねこを最近いやしてくれているのは
寮の庭に住み着いている数匹のネコたち。
なかなか近づかせてくれないのですが、寮からの出入りのときに
このコたちを見かけるだけで、かなり心がほんわかします。
中級茶芸師、絶対に1回で合格できるようがんばるぞー。
北京 泰元坊 中級茶芸師
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Re:無題
海、行きたい~~~~~。
7~8月に近場で潜るツアーがあれば
ぜひ参加したいです!!
(びんぼーなので、海外とかは無理ですね、今は)
機材のメンテナンスしてないなぁ・・・。
7~8月に近場で潜るツアーがあれば
ぜひ参加したいです!!
(びんぼーなので、海外とかは無理ですね、今は)
機材のメンテナンスしてないなぁ・・・。
すごいなぁ~
何でもチャレンジャーですね!
その意気込み、見習いたいぐらいです…
C国で暮らすだけでも至難の業ですよ。
(C国人とまともに渡り合わないといけないのに… まず言語ができないといけませんものね…)
キノピーには、とても、考えられないです(苦笑)
何にもチャレンジしていないので、やまねこさんを少しは見習わないとなぁ~
その意気込み、見習いたいぐらいです…
C国で暮らすだけでも至難の業ですよ。
(C国人とまともに渡り合わないといけないのに… まず言語ができないといけませんものね…)
キノピーには、とても、考えられないです(苦笑)
何にもチャレンジしていないので、やまねこさんを少しは見習わないとなぁ~
Re:すごいなぁ~
なんでも思いつくままにチャレンジしてしまうのが
やまねこのよいところでもあり悪いところでもあるのです。
今回も、気軽にチャレンジしてしまったものの・・・
とっても難しくて苦労しています。
明日は、実技試験の練習(模擬試験?)で、ひとりずつ
例の「お客さまに説明しながら優雅にお茶をいれる」というのを
やらないといけないのです。
全然できません。どーしましょう(涙)。
でも、いろんなお茶を実際に見て香りをかいで飲んで
味わってみる・・・というのは、とっても楽しいです。
ちょっとは知識も増えましたよ♪♪
やまねこのよいところでもあり悪いところでもあるのです。
今回も、気軽にチャレンジしてしまったものの・・・
とっても難しくて苦労しています。
明日は、実技試験の練習(模擬試験?)で、ひとりずつ
例の「お客さまに説明しながら優雅にお茶をいれる」というのを
やらないといけないのです。
全然できません。どーしましょう(涙)。
でも、いろんなお茶を実際に見て香りをかいで飲んで
味わってみる・・・というのは、とっても楽しいです。
ちょっとは知識も増えましたよ♪♪
お茶文化もさまざま
キノピーは英国のお紅茶も好きなのですが、
お茶ひとつにしても、様式美や作法はさまざまで
奥の深さを感じます。
ほんの少しですが、茶道を習っていたこともあります。
日本の茶事とはまた違う茶芸…体験ぐらいはしてみたいなぁ~
やまねこさんは、何でも極めてしまいたいタイプですか?(笑)
試験に合格しようがしまいが、お茶の知識をインプットできただけでも
素敵ですよ♪ C国の文化を理解しようとする…そのアクションこそが大事なのです。
めっちゃええこと書いてますね、私(大笑)
お茶ひとつにしても、様式美や作法はさまざまで
奥の深さを感じます。
ほんの少しですが、茶道を習っていたこともあります。
日本の茶事とはまた違う茶芸…体験ぐらいはしてみたいなぁ~
やまねこさんは、何でも極めてしまいたいタイプですか?(笑)
試験に合格しようがしまいが、お茶の知識をインプットできただけでも
素敵ですよ♪ C国の文化を理解しようとする…そのアクションこそが大事なのです。
めっちゃええこと書いてますね、私(大笑)
Re:お茶文化もさまざま
>キノピーは英国のお紅茶も好きなのですが、
>お茶ひとつにしても、様式美や作法はさまざまで
>奥の深さを感じます。
そうですよねー。「お茶」の起原は雲南省だそうですが
そのお茶が各地に広がっていってそこでまた独自のお茶文化が
できていったんですよね。
やまねこも紅茶、大好きです。
最近、中国の紅茶のおいしさに目覚めました。四川省の紅茶
がお気に入り。英国式の紅茶とはまた違う味わいです。
>ほんの少しですが、茶道を習っていたこともあります。
そうなんだー。じゃ、お道具とかもってるんですか~?
日本の茶道はなんだか精神修行的な部分もありますよね。
祖母がお茶・お花を教えていたんですけど、正座が苦手な
若き日のやまねこには、習いたいと思えませんでした(苦笑)。
でも自国の文化を知ることも大切ですよね。
>やまねこさんは、何でも極めてしまいたいタイプですか?(笑)
いえ、極めるより、いろんなことをやってみたいタイプです。
だから、一つの道を究極に極めている人を尊敬します。
>試験に合格しようがしまいが、お茶の知識をインプットできただけでも
>素敵ですよ♪ C国の文化を理解しようとする…そのアクションこそが大事なのです。
>
>めっちゃええこと書いてますね、私(大笑)
いい言葉、ありがとうございます!
キノピーさんが沖縄に遊びに来てくれたときに、おいしい
中国茶をいれてあげられるように、日々練習しておきます!!
>お茶ひとつにしても、様式美や作法はさまざまで
>奥の深さを感じます。
そうですよねー。「お茶」の起原は雲南省だそうですが
そのお茶が各地に広がっていってそこでまた独自のお茶文化が
できていったんですよね。
やまねこも紅茶、大好きです。
最近、中国の紅茶のおいしさに目覚めました。四川省の紅茶
がお気に入り。英国式の紅茶とはまた違う味わいです。
>ほんの少しですが、茶道を習っていたこともあります。
そうなんだー。じゃ、お道具とかもってるんですか~?
日本の茶道はなんだか精神修行的な部分もありますよね。
祖母がお茶・お花を教えていたんですけど、正座が苦手な
若き日のやまねこには、習いたいと思えませんでした(苦笑)。
でも自国の文化を知ることも大切ですよね。
>やまねこさんは、何でも極めてしまいたいタイプですか?(笑)
いえ、極めるより、いろんなことをやってみたいタイプです。
だから、一つの道を究極に極めている人を尊敬します。
>試験に合格しようがしまいが、お茶の知識をインプットできただけでも
>素敵ですよ♪ C国の文化を理解しようとする…そのアクションこそが大事なのです。
>
>めっちゃええこと書いてますね、私(大笑)
いい言葉、ありがとうございます!
キノピーさんが沖縄に遊びに来てくれたときに、おいしい
中国茶をいれてあげられるように、日々練習しておきます!!
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やまねこ
性別:
女性
職業:
もっぴゅるのはは
趣味:
旅行・ダイビング・だらだら
自己紹介:
北京で中医学(主に漢方薬)の勉強してましたが、あまりモノにならないまま帰国してしまいました。
昔、何かの姓名占いで『浮き草人生』っていう結果だったんですが、とってもその通りの人生おくってます。
昔、何かの姓名占いで『浮き草人生』っていう結果だったんですが、とってもその通りの人生おくってます。
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